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タップ加工はじめました。

タレット式パンチプレス機による転造タップ加工をはじめました。

 

スチールの板厚t-1.2~3.2ミリまでの板厚で今現在は(平成31年2月)M4サイズのみですがタレパンによるタップ加工をはじめました。

今までも手加工による切削タップ加工はさせて頂いておりましたが、写真はタレパンによる転造タップ加工になります。

タレパンによる転造タップ加工は数があると手作業のタップ加工に比べて安価になりますし、機械加工なのでタップ忘れなどのメリットがあります。

それに建築関係の大きなパネルの場合ボール盤などに載りませんので、作業者がタッパーを持ち歩いてタップを取っていかないといけませんので、曲げる為の切欠きを行う工程でタップ加工が終了するメリットは大きいです。

 

写真はt-1.6ミリの板にタップ加工を施した板になります。

はじめ工房では建築関係が多いのでバーリングにタップ加工は対応出来ておりません。

t-1.6ミリにM4タップですとネジのピッチが0.7ミリですのでふた山しかネジが切れませんが、ネジは止まります。

タップ穴を拡大した写真になります

。M4タップのですので直径が4ミリ程度です。

転造タップですのでどうしてもタップ加工を行った周辺が盛り上がっています。

ビスを固定するには問題ありませんが、タレパン加工時にこの穴周辺に外径抜きなどの金型を使用すると、この盛り上りを寝かしてしまいネジを締めるときに少し硬くなってしまいます。

その外にもタップ加工後すぐ近くを曲げるとネジ山が変形してしまいネジが入らなくなることもあります。(これは穴だけでも同様ですが)

サンプル作成も承りますので、ご気楽にご相談ください。

 

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