アルミニウム
aluminium
アルミの化粧目地パネル
関西の某駅構内に設置される階段パネルを、アルミ製にて製作させていただきました。
今回のポイントは「化粧目地」の仕様です。
化粧目地とは、目地部分をコーキングせず、意匠面として見せることで美しく仕上げる方法です。
通常の箱曲げによる展開では、パネル同士の目地が四方で重ならないため、角部分に隙間が生じてしまいます。
しかし化粧目地では、パネルの耳(目地部分)を延ばして製作し、四隅の角をきれいに埋めることで
意匠性を保ちながら納めることができます。
今回は、上側に重なる耳(小の耳)を延ばす仕様で対応しました。
収まりの調整が非常に重要なポイントです。
パネルのサイズは正面寸法で約1200×2200mmのひし形、全長はL=2800mm程度と非常に大きなものになります。
お客様から頂いた図面データをもとに製作しましたが、どのパネルも微妙に角度が異なっており台車への積載も一苦労。
どうすれば荷崩れを起こさず安定して運べるか、現場で何度も試行錯誤しました。
最終的には問題なく納まり、お客様にもご満足いただけたようで安心しました。