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カラー板曲げと曲げ後の電解着色との比較

カラー板材の曲げ部分とアルミ生地材を曲げた後で、電解着色を施した場合の曲げ部分の比較です。

下の写真は電解着色されたカラー板材を曲げた写真です

 

右側の曲げ物は、曲げた部分が白く変色しています。これは曲げることによって

板が伸び着色されていない内部のアルミ色が見える為に白くなります。

 

左の写真は近似色スプレーで補修を行った物で、右側と比べると曲げ箇所が目立たなくなっています。

取付部分が高い場所などではこの方法を取ることが多いです。

次の写真はアルミ生地材の板を曲げてから、電解着色を行った物です。

 

 

曲げ部分も綺麗に着色されています。

曲げ後の電解着色での問題点は

曲げ加工後の形状やサイズなどによっては、着色の槽に入らないことがあり、

着色が出来ない場合があるのと、単純な形状でも着色時に製品を固定するために

製品に傷が付いてしまいます。

 

 

上記のように掴む為の傷が付いてしまいます。

今回製品は予め長く製品を製作しておき、電解着色後カットしてあります。

もう一点は加工時の注意ですが、

生地の板材の段階少しでも傷が入ってしますと補修のしようがないために

一からの再製作になってしまいます。

加工時の取り扱いにかなりの注意が必要となります。

 

これは裏側に付いた取り扱い傷で、今回の製品は裏側は見えないので養生なしで

作業を行ったのですり傷が付いていました。

もしこの傷が化粧側にあると再製作になってしまいます。

 

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