アルミニウム
aluminium
アルミ カラー板曲げ物 ダークブロンズ
アルミのカラー板の曲げ物です。
電解着色材のダークブロンズ色です。
材料屋さんに特注でお願いして生地のアルミの板に
電解着色+電着塗装(艶なし)を行いました。
材料屋さんの在庫にない厚さや長さだった為です。
材料の納期だけで1週間程度かかります。
白く見えているのは作業中の傷を防ぐ養生テープで茶色く見えているのは
補修用のスプレーを吹きつけた後です。
今回の曲げ物は笠木形状だったのですが
次の写真が 曲げの内側(化粧面ではない方向です)
こげ茶な色です。
電解着色をした板を曲げて製品を作ると2点ほど問題が出てきます。
まず1点目は
溶接加工ができない事です。
実際は出来ない事はないのですが、板に不純物が(塗料)あるので
溶接が困難なことと、溶接を行うと折角の色が変色してしまいますし、
サンダー等で仕上げを行っても塗装が剥げてしまって、折角塗装した
意味がなくなってしまいます。
そして 2点目が
着色した板を曲げると曲げた箇所の板が伸びて塗装面にひびが
入ってしまいます。
こんな感じ
この色の変色に対して補修を行います。
曲げ箇所に補修用近似スプレーを塗装します。
すると 下の写真のように曲げ箇所の色が変わります。
塗装前
塗装後
対比した写真です(下側のアングル材が補修済みの物です)
アップ
写真をよく見て頂けると解りますが、あくまで近似色のスプレーを
塗装していますので、全く同じにはなりません。
曲げで剥離した部分が目立たなくなるだけです。
建材として使用するには問題はないと思いますが・・・
こればっかりは個人の見解に相違がある場合がありますので
注意が必要です。
そこまでして電解着色の板を使用するの???と疑問が浮かびますが、
確かに焼付塗装などを行ってダークブロンズ色にすることも可能ですが・・・
やっぱり電解着色の色合いと焼付塗装の色合いでは違いがありますので・・・
どこまでこだわるか!!ですかね~~
最後に
電解着色の色合いが欲しい でも 溶接加工も必要だし、曲げ部分の色を
もっと近づけたい って 欲張りな貴方!!
製作は可能です。
生地のアルミの板を曲げ加工・溶接加工などを行ってから、
電解着色を行うが出来ます。色々な制約があることはありますが
ご相談ください。対応させて頂きます。
大阪の板曲げ専門店
はじめ工房